ハイブリットカーの燃費が良い理由
燃費が良い車の筆頭に挙げられるのがトヨタのプリウス等のハイブリットカーですが、皆様はこのハイブリットカーの燃費が良い理由をご存じでしょうか?
モーター積んでバッテリー積んで・・・とお答えになられるかもしれませんがちょっと待ってください。
モーターやバッテリーを積むと車体重量が重くなります。
そして車体重量が重くなれば、燃費が落ちてしまいます。
それなのに燃費が良くなるなんて、おかしくありませんか?
実はこの一見矛盾に見える物の謎を解き明かす鍵は回生ブレーキと言う物にあります。
ガソリン車の場合ですと、信号待ちなどの為にブレーキを踏むと車体が持つ運動エネルギーをタイヤやブレーキパッドの摩擦により熱エネルギーに変換し、車外に放出します。
そしてこの放出により運動エネルギーがゼロになる事によって停車するのです。
つまり、エネルギーの使い捨てですね。
一方、ハイブリットカーの場合、回生ブレーキと言う仕組みによってガソリン車では捨てているエネルギーを電気エネルギーに変換し、バッテリーに貯め込みます。
そして再利用するのです。
つまり、ハイブリットカーはエネルギーのリサイクルをしているのです。
そしてこのエネルギーのリサイクルがハイブリットカーの燃費の良さの秘密となります。
つまり、回生ブレーキによるリサイクル効果がモーターやバッテリーの搭載による車体重量増加のデメリットを上回る事により、燃費が良くなっていると言う訳です。